久しぶりに地平線をみました。
海そだちです。
まわりには、海と田んぼしかない
田舎で育ちました。
ちかくの海は海水浴場でもなんでもなく
地元民とサーファーしかこない
マイナーな海岸です。
高校を卒業するまで
カエルの鳴き声を聞きながら
夜、眠りにつき、
ちいさい頃は、
父親に海あそびはもちろんのこと
釣りにもよく連れて行ってもらったし、
キャッチボールするのも
バレーボールの練習するのも
海の砂浜でした。
海はそれくらい身近にあって
当たり前な日常でした。
そんな海は、
はいるより眺める方がすきです。
高校を卒業して、家をでて
帰省する度に海に行き、
ぼっーーーと
ずっとずっと眺めていられるほど
飽きない存在になりました。
こどもができて
おちおち海でぼっーーーとばかりも
してられませんが、
それでもやっぱり海を眺めるのは好きです。
今回も、たんと海を眺めに行ってきました。
実家から車で5分とかからない海は
散歩がてら朝に行き、
夕日をみに夕方ふらりと行ける
そんな気軽さです。
こどもたちは足だけ海につかって
波とたわむれ、波の感触をたのしみ、
きれいな貝がらをあつめ、
永遠とよせてはかえす波をみて不思議がり、
どこまでもひろがる地平線を
存分に眺めてかえってきました。
今は亡き父は海の男で
釣りはもちろん、と網が好きで
海に行くとちいさい頃の思い出が蘇ります。
あのひろい広い海を思い出しながら
昨日のイライラからこどもにあたってしまった
ちいさな小さな自分を見つめ直し、
反省する今日です。