ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

長女の子育てにおいて後悔していること。

ずいぶんと前の記憶すぎて

ずっと頭の奥の奥に追いやられていた記憶だったのですが、
引き出しの整理をしていたら
長女が2才くらいのときの育児日記がでてきて
つい読みこんでしまった。
 
頭の奥から記憶が湧き上がってきて
胸をギュッと締め付けられるような後悔の渦。
 
こういう日記って、大切な記録でもありますが、
こういうときの記憶って、記さなければ思い返しもしないことで
少し、いやだいぶ罪な記録。    
 
こんなタイトルと書き出しから始まったら、
どんな後悔かと気になりますね。  
 
そのころ住んでいたのは23区内。
 
教育ママもそれなりにいて、
近隣の私立の幼稚園はお受験が普通で、
幼稚園をお受験する専業ママたちがまわりにたくさんいて、
特に、幼稚園入園を考えているママたちは、
入園前に2,3個習い事をさせているような地域でした。
 
そんな、地域ではじめての子育てをしていたわたし。
もちろん、長女の子育てに一生懸命に情熱をかけていました。
 
そのとき、たまたま知り合ったママが、
スポーツインストラクターをしていて、
こどもの身体能力にはちいさいころから体操教室に通うと、
その後、どんなスポーツをやっても、
根幹が鍛えられているから、
習い事に体操は最適という風なことを聞いて、
確かに一理あるわとそれを鵜呑みにしてしまったわたし。  
 
いずれ長女も、水泳でも新体操でもテニスでも
バレエでもなんでもいいけれどやるとすれば、
スポーツの基礎を培うには、
幼少期の体操がいいと言われれば、
将来の投資と思って、
もちろん、心身の発達にもいい影響もあるだろうし、
将来のためをも思って、体操教室に入ろうと思ったのでした。  
 
それが、長女2才(!)のとき。
 
長男の育休中だったので、
昼間の体操教室にも通えるということも大きかったのです。  
 
その体操教室は、体操選手の養成コースもあるような、
本格的な教室で、ぬるま湯な感じではなく、
びしばしスパルタ系の教室でした。
 
といっても、手が出るとかはもちろんなくて
楽しさの中にも厳しさを兼ね備えたようなところで、
先生の愛を感じるのだけれど、
それはいわゆる愛のムチ的な感じで
泣いているからといって容赦することはなく、
厳しい口調もありました。
 
今思えば、2才のこどもに対して
そこまでしなくてもよかったと本当に猛省しています。  
 
長女はもともと、人見知りで場所見知り。
 
そんな体操教室は、さいしょからあっていなかったのです。
 
でも、わたしも、長女のため、と思って
その時は最善な選択だと信じていました。  
 
その体操教室に通ってくる子(長女とおなじ2才児)は、
入園準備として通ってくる子が多く、
そのママたちの多くはいわゆる教育ママでした。
 
他にも、水泳、英語など習ってる子も多かったし、
週5で習い事をうめているママもいて、
そんなママたちと待合室で話していると
入ってそうそう気後れしてしまいました。  
 
冒頭の日記の件ですが、 忘れていた記憶。  
 
体操が嫌で嫌で号泣している長女に、
体操教室の先生が、
 
「泣いているならおかあさんに帰ってもらうよ!」
 
と厳しく注意したところ、
 
長女は、
 
「お母さんがすきなの!!」
 
と泣きじゃくりながら答える場面。
 
そのときの心情を日記に綴っていました。  
 
長女が、体操教室に行きたくないという日があっても、
手を引っ張ってがんばって連れて行った日々。  
 
結局、体操教室に通ったのは半年ちょっと。
 
体操教室をやめたきっかけは、
単に、仕事に復帰するので、体操教室に通うことができなくなったこと。  
 
いま、思えば、育休中でよかった。
復帰が決まっていたから、辞めるのもスムーズにできたし、
もし、あのまま、仕事をやめて、
まわりのママたちに流されてお受験するような道にはいってしまったら
今の、長女の個性をみとめてあげるタイミングを
どんどん逸していたのかもしれない。  
 
今思い返しても、あれは、長女のための体操教室ではなく、
こどもを体操教室に通わせているという
ただのわたしの自己満足に過ぎなかったと思う。  
 
そんな長女は、4才のころ、
親愛なるピアノの先生の出会い、
小4になる今まで、1度も辞めたい、行きたくないと
いったことはなく、 ピアノが大好き。  
 
引っ込み思案で自信がもてないことには 
消極的だった長女が、 
小学校での自己紹介では 
 
「得意なことはピアノです。」 
 
といえるようになったことに驚いています。     
 
音楽の素養以上にピアノを通してつちかった確固たる自信。 
これはあなたのこれからの人生の糧になると信じています。
 
これからも子育てにおいて
大事なものを見失わないようにしていきたい。