ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

育休の意義。

ありがたい育休と子育ての苦悩
 

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育休中、育児休業給付金をもらっています。
この給付金が支給されるたびに
(2ヶ月に1度)
がんばって働いてきてよかったと
思えると同時に
育休の意味、意義について
思いを巡らします。  
 
思えば、さかのぼること10年前、
長女の育休中、
育児休業給付金といえば、
給料の30%の給付金が振り込まれていました。
プラス復帰して6ヶ月後に
給料の20%×12ヶ月分が
振り込まれていました。
(当時はボーナス気分)
 
その後、給付金が増額され、
最初の半年は給料の67%に
引きあげられました。
さらに育休が最大2年に延長されました。
 
こうして時代のながれをみると、
育休中の経済面では手厚くなっています。  
 
働かずしても、こうして
給付金をもらっていると
働くというモチベーションというか
エネルギーが減退していることに気づきます。
 
じゃあ、このまま退職、
なんていう選択肢はもちろんないわけですが
子育てに専念できる時間と恩恵に
感謝しつつも、
育休という育児のための休業について
休みってついているけれど
育児超過勤務みたいなものよね、
と言った人がいて、
そうそう、休みなんていうけれど、
育児に休みなんてありませんから。
 
365日24時間こども優先ですから、
というちょっとした息苦しさも
感じたりもする日々です。  
 
でも、言い換えれば、育休という 
期間限定の主婦生活。

働いているときに比べたら
時間に追われずのほほんと暮らしています。

朝の忙しい時間にもこどもにも
あまり時間を急かすこともなく、
声をかけ、送り出すことができます。
 
朝、洗濯から掃除から朝ごはんの片付けまで
こなしていたワーママ中とちがって
家事はいつでもあとでできるからという
時間的余裕がなせる技。  
 
期間限定の育休
 
たまに子育ての息苦しさを感じつつも
育休中の恩恵を満喫している
なんとも自分勝手なわがままに気づく。
 
でも、 やっぱり期間限定だからかなと
思います。
 
復帰することが決まっていて、
限られた時間とわかっているから
復帰後の嵐のような時間を経験しているから
こどもとの今の時間を大切にすごそうと
意識しています。
 
上の子たちは小学生。
「おかえり」って 
うちでむかえられるのことの
ちいさいけれど、
それがおおきなしあわせだと
わかっているから。
 
やっぱり、戻る場所がある、
復帰できる会社があるっていう
安心感は特別なものだと思います。
 
何を優先するかは人それぞれ。
こどもとの時間を優先するために
退職するという選択肢もあるでしょう。
 
でも、わたしには、
嵐のような生活だとわかっていても
働く場所があるという安心感には
変えられないのです。
 
復帰するというゴールがあるからこそ
全力で育児に打ち込める。
期間限定だからこそ
今を大事にこどもと向き合えると
思っています。    
 
 
子育てという最強の経験
 
育休最大2年については、 
賛否両論あるようです。

長期ブランクがあると
キャリアが損なわれるという
意見もあるようですが、
長期的なキャリア形成を
考えていくのであればあるほど、
長いキャリア人生、
それはもしかしたら
30年や40年のうちのキャリアのなかで
期間限定の1年(2年)間を
わが子のために費やすって
そんなに惜しいものでしょうか。
 
子育てを通してわかること、
感じること、みえること、
すべての人生の幅をひろげるチャンスが
子育てにはつまっていると思います。
 
結局、仕事をとおして、
人として成長すること
それは育児をとおして、
人として成長することにもつながるし、
仕事において人から学ぶことは
育児をとおしてわが子から
学ぶことにもつながります。
 
わたしの仕事は、対人サービスであり、
いろんな年代の方、
さまざまなバックグラウンドの方に
対する専門的支援になります。
 
新人のころ、自分が新人で、 
子育ての経験がないのに、
専門職として年齢の上の方に接することに
とてもコンプレックスをもっていました。
 
でも、いま、こどもを育て、経験して、
みえること、わかること、感じることが
あります。
それは、どんな専門書にも
文字化されていないことですし、
子育てというかけがえのない経験から
学ぶことだといえます、
というかそうでありたいと切に願っています。