ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

災害と買い占め心理。

災害大国、日本
 
最大級で最強の台風が
近づいています。
 

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大きな災害がおこるたびに
日ごろの備えの大切さを
身にしみて感じます。
 
前回の千葉での甚大な被害から
電気は水、ガスに比べたら
復旧が1番早いという
私の中の常識が崩れ去ってしまい、
急いで、電池、懐中電灯、LEDランタン、
非常用ラジオを買い足しました。
 
 
 
 
水については、うちでウォーターサーバー
レンタルしており、
災害用の備蓄の水としても
ふだんから多めにストックをしているので、
家族分の飲料用の水は大丈夫そうです。
 
ガスについては、
災害用にガスコンロとガスボンベの
ストックがありますので、
こちらもなんとかなりそうです。
 
備えあれば憂いなしとはいえ、
やっぱり最大級や最強といわれる台風で
ありとあらゆる言葉をつかって
非常用宣言がだされると
心配は尽きないものです。
 
 
今日、連休中の食材を
買おうとスーパーに行くと、
ペットボトルの水や菓子パン類が
売り切れており、
棚からすべて消えておりました。
 
多くの人が災害に備えているのだと思います。
が、同時に、これって買い占め心理も
動いているんじゃないかな、
なんて思ってしまいます。
 
必要以上に買い占めている人も
いるんじゃないだろうかと思ってしまう。
 
品物があるうちに買い占めておかないと
という心理が感染していって、
あれもこれも、スーパーに来るお客さんの
カゴは山盛り状態でした。
 
災害に備えて買うのは
もちろん問題ないのです。
ですが、必要以上に買い占める
必要があるのだろうか?ということ。
 
ある程度(3日間なり)
想定された期間を
しのげるくらいの食料や備蓄品で
十分だと思うし、
家の在庫には乾物やストック類って
結構あったりするものだと思う。
 
この煽られ心理というか
買い占め心理ってちょっと、
いやだいぶ危ういと感じる。
 
思い出すのは、あの東日本大震災でも
おきた買い占め。
 
寄稿のなかで記している
言葉を借りれば、
それは「自己中心」。
 
NEW YORK TIMES への寄稿 
希望の種 
村上 龍
2011 3/18

 

日本人は元来"集団"のルールを信頼し、逆境においては、速やかに協力体制を組織することに優れているといわれてきた。それがいま証明されている。勇猛果敢な復興および救助活動は休みなく続けられ、略奪も起きていない。 しかし集団の目の届かないところでは、我々は自己中心になる。まるで体制に反逆するかのように。そしてそれは実際に起こっている。米やパン、水といった必需品がスーパーの棚から消えた。ガソリンスタンドは枯渇状態だ。品薄状態へのパニックが一時的な買いだめを引き起こしている。集団への忠誠心は試練のときを迎えている。

 

必要なものをストックとして適切量、
買うことはまったくもって正しい備えであり、
問題は「買い占め」という行為。
 
本当に必要なものを欲している、
特に高齢者や障がいのある方などの
災害弱者の方々は、
今日、買い物に行って必要なものを
買えたのだろうかと思いながら、
被害が大きくならないことを祈るばかりです。