ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

マイホームいつ売るの?日本の未来予想図。

 
賃貸という選択
   
わたし、夫とも賃貸派です。
いろいろ理由はありますが、
一言でいうと持ち家のリスクが高すぎること、
そして福利厚生などの住宅補助がでる
賃貸の旨味が大きいことです。
 
マイホームの夢はいまのところありません。
いま、住んでいる賃貸は、
入居時、新築戸建ての賃貸物件でした。
 

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大手S不動産の注文住宅の新築という
かなり好条件の物件に巡り合うことができ、
住環境にも満足して住んでおります。
 
しばらくこのまま賃貸戸建てに
住むことになると思われます。
 
よく賃貸派 vs マイホーム派についての
議論は平行線のままのことが多いですが、
マイホーム派が
「家賃はどぶにすてるようなもの」
という理論にはまったく賛成できない
わたし(と夫)です。
 
知り合いでマイホームを購入した方も
たくさんいますが
騒音問題しかり、隣人問題しかり、
災害大国日本においては、
311の後ホットスポットになってしまったとか
断層調査したら真下に断層が見つかったとか
大規模水害で浸水したと
本当にホラーな実話があるので、
いつどこでマイホームのリスクが
あるのかは計り知れません。
 
そして、マイホーム派の方が
かならず口にする言葉。
 
「売ればいい」 って。
 
本当に売れるの?
と内心思ってしまうわたし。
 
もちろん、売値はいくらでも(安くて)いい
という場合には、買い手はすぐに現れるでしょう。
売買は需要と供給。
 
日本の未来予想図
 
日本の未来予想図をみてみましょう。
 
日本のいまの総人口は
総務省によると2019年8月の
確定値は1億2621万9000人。
 
これは現実にはすでに日本の
人口減少が始まっているのです。
 
2010(平成22)年に1億2806万人に
達したのをピークに、
その後漸減。
 

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国立社会保障・人口問題研究所の
将来推計人口によると、
今後、2048年頃に1億人を割り込み、
2065年には9000万人を割り込むと
予想されています。
 
さ、ら、に、ですね、日本の高齢化
(人口総数に占める65才以上人口の割合)は
2019年は28.0%であり、
今後もしばらく上昇が続き、
2065年の高齢化率は
38.4%であると予想されています。
 
ということは、単純に
人口9000万人のうちの4割が高齢者って
3600万人が老人ですよ!
 
もちろん、わたしも、これをみているあなたも
(生きていれば)老人。
 
さらに言ってしまえば、
この人口推計は「推計」であって、
現実の人口変動は未定。
推計が前倒しされる恐れも十分にある。
 
2019年の出生数は86万4千人となり、
1899年の統計開始以来初めて90万人を下回った
という衝撃のニュースが流れました。
 
わたしが衝撃を受けたのは数よりも、
2017年4月の国立社会保障・人口問題研究所の
将来人口推計(日本人人口ベース)では、
出生数が90万人を割り込むのは2020年、
86万人台となるのは2021年と予測されていたのが、
「現実」には減少ペースは2年早まったことです。
 
2017年の将来推計が
たった2年後
2019年の予測もできなかった
という事実に驚いています。
 
少子化とは「少化」、
つまり、こどもを産む女性は
今後も間違いなく
減少していくことは明らかです。 
 
はなしが大きくなりましたが、
わたしが言いたかったのは、
この先、住宅は売れるのか?という疑問。
 
人口減がはじまっている日本において、
加えて未婚率も上昇し、
単身世帯が増えている日本において、
高齢者の単身世帯も増えている日本において、
果たして、不動産が売れると言えるのだろうか?
特に、ファミリー世帯用のマイホーム。
 
一方で日本人は新築志向が強いから、
新築は売れ続けるのかもしれません。
 
が、果たして特にファミリー向けの中古物件に
どれほどの価値があるのかは、
未来の日本の人口変動も加味しながら
ようく吟味しないといけない時代ではないでしょうか。
 
 
そして、老親の「負」動産問題もある。
 
 
マイホームがないと老後が不安?
お金がなかったらどこにも住めない?
高齢者は賃貸は借りれない?
 
果たしてそうでしょうか?