ワーママのミカタ

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【小1の壁】経験者目線で語る公立学童のポイント2。

 
つづきです。
 
 
公立学童見分けポイント〜あずかり時間〜
 
学童の見分けポイントで確認すべきことは
下校後のあずかり時間、 
長期休暇のあずかり時間です。
 
これは早朝から延長ふくめ
長時間のあずかり時間がある
保育園とは各自治体の学童で
大きく変わります。  

  • 基本のあずかり時間は何時までか
  • 延長のあずかりはあるか
  • 延長時間は何時までか
  • 学校休業日(夏休みや土曜日など)のあずかり時間は何時から何時までか
などは重要なチェックポイントです。  
 
例えば、 23区内の学童のあずかり時間を
HPでざっと調べてみると、
 
葛飾区 →18時まで(延長19時)
江戸川区→18時まで(延長なし)
渋谷区 →18時まで(延長19時半)
世田谷区→18時15分まで(延長なし)
板橋区 →17時まで(延長19時)
杉並区 →18時まで(延長18時半)
大田区 →17時まで(延長19時)
文京区 →18時半まで(延長なし)
練馬区 →18時まで(延長19時)
港区  →19時まで  
 
自治体のHPの学童情報を参考に記載したものですが、記載ミスがあるかもしれません。必ずご自身で各自治体にご確認ください。  
 
というように公立学童では自治体によって
あずかり時間が17時のところもあれば
延長があるところもないところもあります。  
 
延長があるかどうかは、
働く母にとって重要な項目の
ひとつだと思いますので
要チェックポイントです。  
 
ちなみに、私が調べた限り、
延長がない自治体は23区内では、
江戸川区、世田谷区、文京区です。
 
基本の預かり時間は、
江戸川区が18時、
世田谷区が18時15分となっており、
フルタイム勤務の場合、
通勤時間を考えるとこの時間に
お迎えができるかどうかは
かなり微妙な時間かと思われます。
 
その場合の過ごし方について、
  • 学童からひとりで帰って留守番ができるのか
  • ファミリーサポートなどの制度を利用するのか
  • 民間学童を検討するのか
など、前もって検討しておくのは
必須でしょう。  
 
ちなみに、世田谷区に
問い合わせてみたところ、
今年度(H31.4月)から61校のうち
5校にて学童の延長(19:15)が
試行実施されるようです。
 
今後の情報は未定ですが、
延長時間が拡大していくことが見込まれます。
 
一方、江戸川区は・・・  
 
 
 
(意見)
会社が終わって帰宅するのは18時を過ぎてしまうので、お迎えにいくことができません。是非、学童保育の終了時間を延ばしてください。  
 
という働く母からの切実な意見に対して、  
江戸川区では、
 
(回答)
学校・地域・家庭が連携した様々な体験や異年齢との交流の中で年齢に応じた自立を促し、幅広い世代とのふれあいの中で豊かな心を育んでもらう健全育成事業として、「すくすくスクール事業」を行っています。 今日の多様化する勤務条件の中で就労し、子育てと仕事を両立されているご家庭があることも認識しておりますが、すくすくスクール学童保育は、児童が保護者から離れている時間帯すべてを補う事業ではないと考えています。ご理解をお願いいたします。  
 
という一方的な回答がありました。  
 
私は江戸川区在住ではないですが、
この回答をみて「え?????」となりました。
 
「今後、検討します」ではなく、
「ご理解」をお願いされていました。
 
働く子育て世帯に対してこの対応は
ちょっとあり得ないと思うのは
私だけでしょうか???
 
 
公立学童見分けポイント〜夏休みなどのあずかり時間〜
 
夏休み、春休み、冬休みといった
長期休暇のときの対応も考えておく
必要があります。  
 
このことを考えると、
夏休みも春休みも関係なく、
あずかってもらえる保育園は
働く母のまさに味方であり、
働く母にとって長期休暇がある小学校は、
小1の壁といわれる所以かもしれません。  
 
多くの学童は長期休暇でもあずかってもらえます。  
ただ、チェックすべきは、
何時から開所されるのか、
何時まであずかってもらえるのかも重要です。  
 
都内の学童では、長期休暇期間は、
8:00から開所のところも多いですが、
8:30開所や9:00開所(江戸川区)のところもあります。
 
また、夏休みは8:00開所、
春・冬休みは8:30開所といった
変則的な扱いの自治体(府中市)もあります。  
9:00開所となれば、
ふだんの登校時間よりも
遅くに家をでることが想定され、
親がこどもの送り出しができない場合、
  • 朝、こどもがひとりで時間をみながら行動できるか
  • こどもひとりで鍵をかけて出かけられるか
  • こどもひとりで学童まで安全に登所できるか
といったことも事前に親子で相談しておく必要がでてきます。
 
 
公立学童見分けポイント〜学童のしおり〜
 
今回、公立学童の情報をブログで
記事にするにあたり、
正確な情報を伝えるために、
自治体のHPの学童情報を
みる機会が多かったのですが、
自治体によって学童について
開示されている情報に
かなり開きがあったのが驚きでした。  
 
あずかり時間や利用料金などの
基本情報はどこも似たような
開示になっておりますが、
おおきな違いがみられたものが、
「学童のしおり」がHP上で公開されているかどうかでした。  
 
しおりには、利用の注意点などの
詳細な情報が書かれており、
  • 学級閉鎖の場合の対応
  • 地震など災害時や緊急時の対応
  • 送迎時の注意点
  • 習い事のある場合の利用方法
といった細かな点まで詳細にのせている
公立学童は対応が丁寧な印象を受けました。
 
実際に学童に通っている人の
口コミが確かな情報だと思いますが、
HP上でどの程度、
情報が開示されているかについても
確認しておくと参考になると思いました。  
 
長くなりましたので、つづきます。
次回はデータからみる都内の学童状況について
まとめてみたいと思います。