やっぱり、ふるさと納税はしないという選択。
ふるさと納税のカタチ
以前にも記事にしましたが、
これまで一度もふるさと納税は
したことがありません。
しようかと思って調べたこともありますが、
いろいろ考えてやっぱりやめました。
前提として、ふるさと納税をしている方を
否定しているものではありません。
個人の考えですし、
得する人、損する人という
区分けでいったら、
ふるさと納税をしていない私は
損をしている人でしょう。
ですが、返礼品と2,000円と手間と意義を
天秤にかけると、
やっぱり住んでいる自治体に納税をすること、
それがわたしにとってのふるさと納税
という結論です。
今もこの考えにかわらず、
返礼品目当てにふるさと納税はしません。
という考えは賛成です。
が、返礼品を地元の縁でもなんでもなく、
◯マゾンの商品券を発行してしまう
自治体などへの納税は私は極めて懐疑的です。
本当に、アマゾンの商品券でいいんですか???
住んでいる自治体の公共施設の
整備投資が滞ってもいいんですか???
23区内では30億、40億、50億とも
いわれる税金が流出している
自治体(世田谷区、港区など)も
あるようです。
この金額があれば、小学校の1〜2校の
建て替えができる規模のようです。
世田谷区はふるさと納税によって
2018年度に約41億円、
今年度は53億円が流出すると
見込んでいます。
区の担当者は、
「現在は行政サービスを止めることはありませんが、いずれは予算縮小・行政サービスの一部廃止という事態になるかもしれません。現在は予算を組み変えたり、積み立てていた基金などを活用するなどして、しのいでいます」
と話しており、
世田谷区で毎年1校ずつ実施してきた
小学校の建て替え計画に支障がでており、
区長は「こうした行政サービスができなくなる」
と強い懸念を示しています。
ふるさと納税が十数億単位で流出している
自治体に住んでいる住民にとって、
目にみえる形での痛みはないでしょうが、
じんわり傷口がひろがっていく感じ?
な気がしてなりません。
私が納めた住民税は、
自分の自治体の、つまりこどものための
保育園や学童や学校に、
その住民税が使われてほしい、
そのためにふるさと納税はしない、
という選択を今年もする年の瀬です。