ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

IT速度vs自分速度。

夫、海外進出!?青・天・の・霹・靂
 
夫は、IT関連の会社を起業しており、
先日、帰宅するなり、
エストニアで会社をおこす」
と言ってきました。
 
「なに?出張?」 と聞くと、
エストニアで、いまある会社の法人を
立ち上げるという壮大な計画を聞かされて
「は?」となってしまった私です。
 
エストニアって聞いても、
わたしいまいち場所がピンとこない。
 
ロシアのちかくだよね。
ほかにリトアニアとかあったよね
くらいのお恥ずかしい
地理のおぼろげな知識。
 
バルト三国のひとつで、一番北に位置する国。
 

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ほう、そんな異国またなぜ、事業を?
はてなマークだらけだったのですが、
エストニアって、IT超先進国らしい。
Skypeが発明されたのもエストニア
 
世界最先端のIT国家として、
2007年にはオンライン選挙を実施、
国民の医療データはすべてクラウドで管理、
行政サービスの99%が電子化されていて
ほぼオンラインでできるらしい。
 
これら、エストニアのITを支える
基盤技術のひとつが、ブロックチェーン
 
ブロックチェーン」って聞いたことありますか?
よく知らない、でも知りたいと思うかたは、
You Tube大学へGO。
 
この動画のなかにでてきますが、
5G四種の神器の最終兵器といわれているのがブロックチェーンとのこと。
 
 
仮想通貨ならぬ仮想住民?
 
エストニアは、人口130万人、
土地面積は北海道の半分くらいという小国。
 
そんなエストニアが、
いま、全世界から「電子住民」を受け入れて、
1000万人国家を目指しているそうです。
 
「電子住民ってなんぞや???」
って感じですが、簡単にいうと
エストニアに住んでいなくても、
エストニアの住人として
電子IDの発行が得られるという
仮想上の住民。
電子住民といっても、居住権、投票権はないらしい。
 
エストニアの電子居住者となることで、
エストニアで起業したり、
法人の設立ができるらしい。
 
そして、夫いわく、エストニア
EU圏に属するため、
エストニアで法人設立できると
EU圏へのビジネスのアクセスもよくなるらしい。
 
いやあ、もう、なんか、
国家という概念を
ぶち破っておりますね。
世界最先端のIT国家はスケールがちがいます。
 
調べてみると、エストニア
電子住民を全世界に増やすのには
エストニア政府にも戦略があるようで、
大国ロシアから過去に領土を奪われ、
独立をはたしたものの、
その脅威はいまも存在する。
 
そのため、エストニア政府は、
オンライン上、つまりバーチャルな世界で
エストニア国民を増やすことで、
たとえ、エストニアという領土が奪われたとしても、
世界中にいる電子住民が
オンライン上で管理されているので、
エストニアという国家自体は
一生なくならないと考えたのだそう。
 
いやあ、すごいよ、エストニア政府。
 
 
加速度的にすすむIT分野
 
5Gでかわる未来だとか
電子住民だとか言われても
そこについていけない自分が、
チコちゃんのお叱りをうけそうなくらい
ぼーっとしているかのような
錯覚をおぼえてします。
 
というか、錯覚ではなく、
事実、そうなのかもしれない。
 
自分の理解する範囲内の情報技術と
世界最先端の加速度的に変化する
IT分野における乖離が大きい、大きすぎる
ということを感じた次第です。
 
とはいえ、
エストニアの電子住民になるのかどうか
夫の事業のことはおいておいても
単純にエストニアって魅力的。
 
ぜひともいってみたい国急上昇。
 
で、どうなる?今後。