ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

育休ワーパパのみえない敵とみえる味方。

  

アラサー男子が育休取るってよ
 
他部署のアラサーの男性社員の話。
 
彼がこの度、育休をとるというウワサが
またたく間に他の部署のメンバーたちにも
瞬時に伝わった。
 
その話は私の耳にもはいってきた。
 
私はテンションがあがって、
良きかな良きかなと心が踊っていた。
 
その一報を伝えてくれたのは私の直属の上司。
 
「どのくらい取るんですかね?2週間とかで育休とかってアリエナイですよね、せめて3ヶ月、いや半年、いや1年とか取ってもらいたいですよね。」
と嬉々として話す私に対して上司は、
「どーするんだろうね」
とちょっと冷ややかな反応だった。
 
そして、次の日、そのアラサー男性社員に
お会いする機会があって
私は思わず声をかけた。
 
「育休取るんですね?」
 
すると、
 
「情報早いですね!自分が部署の上司に報告したのが一昨日の夕方だったのに、もう他部署までその話が伝わっているとは・・・」
 
とちょっと驚く彼を尻目に
私、前のめりで
「ぜひぜひぜひとってください!応援しています。
短期間でなく、ぜひたくさんとっちゃってください。」
と全力のエール。

  

みえない敵とみえる味方
 
すると、彼は少し遠慮がちにも
こう話してくれました。
 
「実は、自分が育休を取るって言ったときの
周りの反応がそれぞれの状況で
全然別の反応だったんですよ」と。
 
いろいろ話を聞くと、
育休を取りたいという話をしたところ、
男性の上司はじめ、男性同僚、
そして子どものいない女性
(つまり、独身女性や子なし女性)は、
淡々とした受け止めで
冷ややかだったのに対して、
子あり女性(つまり、ワーママたち)は、
驚くほど応援してくれて、
こちらが恐縮するほど
ありがたいほどの応援をしてくれてた、と。
 
これを聞いて私は唸ってしまった。
 
わたしは断然エールを送りたい派。
 
彼の育休になんら否定的な感情は
一切もたない。
むしろ彼の決断に尊敬の眼差し。
 
まだまだ男性の育休取得者が
雀の涙ほどの存在のなか、
育休を取得すると決めた彼の
心意気を素晴らしいと思います。
 
昭和頭の男性上司や
子育てに理解のない男性同僚には
もしかしたら彼の育休をとるという
決意は理解できないのかもしれない。
 
でも、そんな彼らの冷たい視線に
負けずにがんばってほしい。
 
わたしはできる限りの考えつく限りの応援を述べた。
「サラリーマンの変わりなんて何人でもいるけれど赤ちゃんのパパはあなたひとり。妻にとって夫もあなたひとり。育休、できるだけ長く取ってください。応援しています」と。
 
彼の育休を応援してエールの風を送るのは
先達のワーママたち、
そう私達なのかもしれない
と思った出来事です。 
 

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