ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

親の老いが辛い。

 

老いる親
 
父は他界しており
実家にはもうすぐ70になる母ひとり。
 
これまでゆるやかなペースで仕事を
していましたが、この夏にいったん退職。
 
ここ数年、親の老いを感じることが多く、
こどもとして老いを直視するのが
つらい部分もあります。
 
体調面でも視力がおちて白内障の
手術をすることになったり、
腸の調子がすぐれなくて
精密検査をすることになったり。
 
加えて特に「物忘れ」。
これが認知症の初期症状なのか
素人には判断できない。
会話のなかで「あれ?さっきも話したよね」
と思って確認すると
「ああそうだった」と
思い出す感じ。
 
会話とか日常生活で支障がでると
いうことではないし、
古くからの友人とお茶したり旅行したり
気ままな生活を送っているけれど、
この先、老いとともに人生をおくるわけで、
仮にもし認知症になってしまったら、
どうやって母を支えていこうかと
悩んでしまう。
 
いまは実家近くに弟家族が住んでいるので
受診の付添や母が何か困ることがあったら
すべて弟に任せっきりになってしまっている。
 
母と私は主にラインや電話のやりとりで
近況を確認したり、
たまに東京に遊びに来てもらったりして
様子をみている。
 
たまに会うたびに
あれ?こんなに忘れっぽかった?
思うことが増えてきて
近々真剣に物忘れ外来に
連れて行こうかと考えている。
 
認知症の本を読むと、
認知症の(に関わらず何事もそうだと思うが)
早期発見、早期治療の重要性が説かれている。
 
 
仮に認知症だったとしても
初期に対応できれば
服薬や環境の調整で進行は
遅らせることができるらしい。
 
ああ親の老いに直面するのはつらし。
 
でもきょうだいがいるのは救われる。
いろいろ相談できる相手がいるのは助かる。
ひとりで抱え込むにはつらい親の介護や老後。
 
同年代の40代にはすでに親の介護が
現実的になっている人もちらほらいて、
親が認知症でホームに入っているという話も聞く。
 
そいういう方が真剣に言うのは
「もっとはやく気づいてもっとはやく対処していれば」
ということ。
 
その時は「なんとかなる」「まだ大丈夫」
と思って過ごし、直面せずにずるずると
後回しにしていると、
進行は数年単位で進んでしまって
もうすでに対処が難しいという局面に
なることもあるという。
 
そういう話を聞くと
子としては認知症じゃないことを望んでしまうが、
仮に認知上であったならば
初期症状のうちにどれだけ手立てをうてるかが
今後、10年、20年後の鍵になると感じる。
 
だから、今、行動する。