ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

これが非正規のゲンジツ。

 

人事の足音
 
人事の異動打診がはじまる季節。
 
私は今年度異動になったので、
異動は99%ないと思っています。
 
全国異動がある会社の宿命、
異動の可能性があるメンバーは
皆ドキドキしてるはず。
 
そんな中、私のデスク隣に座っている
非正規のパートナー社員さんが
突然、契約が打ち切られた話。
 
表上は契約期間満了ということで
契約更新に至らなかったらしい。

 

 

契約打ち切りは突然に
 
まさか、とご本人も思ったはずだし、
まわりもどう声をかけてよいのか。
 
暗黙の了解として、非正規社員は
年度ごとの更新だけど、
ほぼみな間違いなく更新される
環境であるので、
コロナによる業績悪化もない弊社で、
何故に突然の契約打ち切りなのか。
 
非正規の身分の不安定さを
まざまざと感じることとなった。
 
私は新卒から今まで同じ会社で働いており、
異動による辞令にその度に
右往左往されたが、
正社員である以上、
契約打ち切りとは無縁だった。
 
契約更新のたびに年度ごとに
この罰ゲームをひかされるのか。

 

立つ鳥跡を濁さないで
 
翻って考えてみると、
そのパートナー社員さんは
一緒に仕事をする中で
「?」と思うこともあった。
 
仕事への姿勢や業務の雑さなどは
おこがましくも私が評定したとして、
最低ランクに近いものがあった。
 
でもそのパートナー社員さんにも
もちろん良いところがあって、
その方の社交性とかその方がいると
場が明るくなることとか
潤滑油としての存在としては
とてもプラスだったと思う。
 
とはいえ辛口ですが
仕事のスキルはいまいち。
 
Excelの操作も基本のキができず、
まわりに甘えっぱなし。
 
そして教えてもらっても
向上意欲があるかといえば
それも今ひとつ。
 
「ぜんぜんわかんなーい。また聞く〜」
と平気で言ってしまったり。
 
それら総合して上長の評価は
契約更新をしないという評価がくだった。
 
また思い当たることとして、
このコロナ禍において
そのパートナー社員さんは
こどもが通う学校でコロナによる
分散登校を理由に休みを取得することが
多かった。
 
手続きをすれば制度上、
休みは認められた制度ではあるが、
周知の通り、多くの公立小、中学校の場合、
コロナによる分散登校の措置は
どの自治体でも終わっているはず。
 
たぶん、そのパートナー社員さんの
お子さんの公立学校も分散登校は
解消されているはずである。
 
にも関わらず権利を主張し続けた結果、
上長の反応は芳しくないものであった。
 
ふだんの業務態度と権利を主張し続ける
姿勢が上長に煙たがられたのか。
 
ではあるが、こうもあっけなく
契約が打ち切られるのか。
 
非正規の不安定さを肌で感じた
物悲しい冬の夕暮れ。
 
人事から契約打ち切りの打診があり、
速攻でバタバタと大きな音を立てて
周りに圧をばら撒きながら
片付けを始めたパートナー社員さん。
 
自分は関係ないとばかりに
引き継ぎもせずに、
立つ鳥後を濁すかのように
投げやりな態度と言葉が
残念だった。