ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

2008→2018の子育て環境を比較(お金)。

10年ひと昔
 
2008年生まれの長子、
2018年生まれの末子がいます。
 
この10年の時を経て、
子育て環境が随分よくなったと
感じることがいろいろとあります。
 
数年の変化では、
あまり感じないこともありますが、
10年というと10年一昔、
時代は流れます。
時代の変化を感じます。
 
予防接種の拡大
 
医療面では、公的補助の対象となる
定期接種(無料)の予防注射の範囲が
大幅に増えました。
 

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具体的には、2008年には
任意接種(自己負担)のものだった
  • Hib(ヒブ)ワクチン
  • 小児用肺炎球菌ワクチン
  • 水痘(みずぼうそう)ワクチン
すべて定期接種(無料)になったこと。
 
これは大きい。
金銭的にも大きい。
そして定期接種という安心感。
 
Hib(ヒブ)や肺炎球菌などのワクチンは
複数回、摂取が必要なため、
自己負担の場合、
1回の予防注射の費用が8,000円ほど
かかった場合、
3回摂取が必要なワクチンでは
合計24,000円。
かなり、かなーり高いです。
 
それがいくつものワクチンとなると
経済的負担も増。
自己負担が公費負担となったことで、
負担軽減は約8万〜10万くらいの換算。
 
そして、ポリオの定期接種が
生ワクチンから不活化ポリオワクチン
変更されたこと。
 
今では考えられないことですが、
2008年当時、ポリオの定期接種には
生ワクチン(経口)が指定されていました。
 
生ワクチンの危険性は、
まれ(数十万~数百万回に1回)に、
ワクチンを飲んだ人や周りの人に
小児まひが起こるということ。
 
つまり、予防接種のはずが、
生ワクチンを摂取したことにより、
小児まひがおこる危険性をはらんだ
ワクチンだったということ。
先進国では考えられない現状でした。
 
ポリオの当事者会などの働きかけにより、
不活化ポリオワクチンに切り替わったのは
2012年のこと。
 
それまで定期接種でポリオワクチンを
受ける場合には、
危険性のある生ワクチンという
選択肢しかなく、
危険性の低い不活化ポリオワクチン
摂取するには、
自己負担でした。
 
不活化ポリオワクチンへの切り替わりも
大きな進歩だったと思います。
 
妊婦健康診査受診票が14回分
 
そして、妊婦健診の補助対象となる
妊婦健康診査受診票。
 
2008年当時、住んでいた自治体では、
この妊婦健康診査受診票が
3回しかもらえなかった。
(平成20年4月の全国平均でも、
補助の対象となる妊婦健康診査受診票は
5.5回とのこと)
 
それ以上は、自己負担でした。
妊婦健診はご存知のとおり、
保険の対象外なので、
受診のたびに費用がじんわり。
  
ほぼすべての妊婦健診をカバーできる
14回分の妊婦健康診査受診票をもらえる
今の状況は、当時からみれば
とても恵まれているといえます。
 
幼稚園、保育園(年少〜年長)が無償
 
そして、2019年10月からという
幼児教育無償化。
これも経済的にはかなり優遇されています。
 
お金の面だけでみても、
予防接種、妊婦健診、幼児教育の無償化と、
次から次に補助の対象が拡大されており、
2008年当時を知っている私としては、
子育て世代には優遇されてきている
感じます。
 
だからといって、これですべてが満足という
状況ではもちろんないにしても、
お金の補助ってやっぱり家計にはありがたい。