ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

親の老い。

 

親の老いは現実に
 
親が老いていくのを実感するのは
辛いところがある。
 
まだまだ元気と思いたい気持ちと
やっぱりもう年だよねと
認めざるを得ない老い。
 
実父はすでに他界しており
実家には母ひとり。
 
実母は現役で仕事をしてますが、
負担のない短時間のパート。
普段は悠々自適な生活ではありますが、
60代後半、徐々に加齢には
抗えない年代に。
 
身体も元気だし、東へ西へ旅行も行くし、
元気なことは元気だけれど、
やっぱり10年前を知っている
娘の立場からしたら老いは隠せない。
 
 
忘れっぽさが目立ってきた
60代後半の母に
もしや認知症の初期症状?
なんて疑ったり、
いやいやただ単に加齢の忘れっぽさなのか、
どちらにしてももうシニアな母の今後は、
こどもの立場としては気がかり。
 
まあすぐすぐに介護なんてことは
ないにしても、10年後には現実的に
介護についていろいろ考えないと
いけないはず。
 
3人きょうだいの私は東京に
住んでおり、あとのきょうだいは
実家近くに住んでいる。
みんなそれぞれ世帯をもって子育て真っ最中。
 
近くに住むきょうだいには
何かと頼りにしてしまい、
遠くにいる身としては申し訳ない思いが、
正直、きょうだいの存在は
すごく助かっている。
 
年齢を重ねるごとに実感する
きょうだいのありがたみ。
 
特に親の介護なんていう
大きな問題を自分ひとりで
考えないといけないなんて
荷が重すぎる。
 
今後、老親の問題を考えるとき、
親を支えるのはどう考えたって
こどもであるきょうだい同士だと思う。
 
相談する相手がいるという
精神的な余裕、金銭的にも
何かあればお財布が複数あるという
経済的な余裕。
 
日本の高齢社会の未来はもう
「公助」では成り立たない。
 
「自助」「互助」「共助」に頼らざるを得ない
超高齢社会ニッポン。
「家族」「きょうだい」「こども」
「甥」「姪」「孫」
の存在がその選択肢となる。
少子化でどんどんこれらの選択肢も
枯渇していくのは目に見えている。
 
「こどもには頼りたくない」と
多くの親は思うけれど、
老いた身体や老いた判断力、認知力を前に
自分の意思とは反して
頼らざるを得ない現実がある。
 
介護というとまだ見ぬ世界、
経験していない世界ではあるが
子育てより労苦が多いんじゃないか
と想像する。
 
「子育て」の次は「介護」なんて
よくいうけれど、
介護問題をいかに先延ばしにできるかが
今できることだと思う。
 
先延ばしとは思考を停止することではなくて、
親の力を最大限活かせるように、
体力面、認知面で現役世代として
長く長く活躍してもらうこと。
 
そのために子として今、
何ができるのかを考えながら
10年後の介護を見据える今。
 

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