ゲームなし育児の子のゲームへの食いつきっぷり。
小学生のゲームあそび
こどもたちが放課後、
こどもどうしであそぶのは
おおいに結構なのだけれど、
おうちあそびがどうも曲者に
思えてきてしまっています。
その理由の大きなひとつが、
ゲームをやりがたる子がいることです。
得てしてこどもはみんなゲーム大好き。
うちもゲームの悪影響を心配し、
ゲームはできることならば先延ばし、
できることならば買い与えたくないと
頑張ってきたものの、
クリスマスにニンテンドースイッチを
リクエストされ、困った親サンタは
悩みに悩んでゲームラボをプレゼントする
(ハードがないため工作でしか遊べない)という
こどもとって生殺しのようなことを
してしまった親サンタ。
ゲーム大好きな夫は、
それじゃあなんでも可哀想だろう、
ということでお正月、ニンテンドースイッチを
買ってあげたところです。
ゲームを買って4ヶ月ほど。
今のところ、ルールを決めて遊んでいます。
- 時間を決める
- 平日は基本的にはしない
- 週末、家族(夫は大好き)で楽しむ。
流れで1時間半くらいはやることもあります。
平日は、基本的にはやらないのですが、
おともだちがおうちに遊びにきたときに
「やりたい」と騒ぐので
ついつい甘やかして
やってもいいよと言ってしまいます。
ゲームって毒だなっと思うのは
ゲームに群れる男子たち。
なんでああも熱中するのか、
あんなに刺激的な光と音と画に
こどもが引き込まれるのも無理はないか
と思うのですが、
ふだん、ゲームをしていない子、
つまり、うちにゲームがない子の
ゲームの食いつきっぷりが凄まじいのです。
ゲームに飢えている?
小学校3年生長男クラスでは、
まわりではゲームをもっている子もちらほらいます。
もちろん、もっていない子もちらほら。
長男がお友達のおうちに遊びにいくと、
ゲームがあるおうちでは、
ゲームしようってなるようです。
そして、先日、長男のお友だちA男君があそびにきました。
「ゲームをやりたい」
というので、
時間を決めて(1時間)やることにしました。
おうちにゲームがないA男君。
ふだん、ゲームをやっていないA男君ですが、
おともだちのおうちで
ゲームをたくさんしている様子、
なんの迷いもなくためらいもなく、
操作しながら楽しんでいました。
30分すぎ、1時間すぎ、まだまだゲームに熱中しています。
もう時間だよ、と声をかけるも、
「まだまだあそびたい!」とゲームを辞める気配もなし。
長男は、うちのルールを知っているので
「そろそろやめよう」と声をかけるのですが
A男君には右から左へ。
他所様の子、注意して無理やりやめさせることもできず、ずるずると。
そうこうしているうちに、長女が帰宅し、
長女のおともだちA子ちゃんがあそびにきました。
A子ちゃんのおうちもゲームがあります。
じゃあ、4人でやろうってことになって
引き続き、ゲームをつづけました。
最初、4人で楽しくやっていたものの
30分ほどすると、
もともとゲームがそれほど好きではない
長女は飽きはじめ、
おうちにゲームがあるA子ちゃんも、
もうやめたとなり、4人もいるから
「みんなで人生ゲームをやろう」ということになりました。
な・の・に、A男君だけは、
「いやだ、まだゲームやる! 」
「人生ゲームなんてやりたくない 」
「ひとりでゲームやってる!」
といってゲームを離さないのです。
いやいや、もう2時間ちかくも
ゲームしてるのに、 まだやるの??
と、こちらもさすがにやめるように促しました。
ふだん、ゲームをやっていない子が
ゲームを手にすると
その食いつきっぷりがすさまじいということを
まざまざと見せつけられました。
ゲームをよしとするか否とするかは
各家庭の判断ですが、
ゲームを買い与えなくとも、
おともだちのうちにはある可能性は高い。
そのときに、ゲームへの付き合い方を
学ばせておかないと
親の目の届かないところでは、
もうコントロール不可だな、
と思った次第です。
大事なのはゲームとのつきあい方
私はゲームに否定的ながらも、
結局は、ゲームを買い与えていますが、
時間を決めてやる、 週末に家族で楽しむ、ゲームをやる前には宿題、ワークを終わらせるなどゲームへのルールを決めています。
自分で「何時まで」やるのか
というのを先に決めさせて
自分で、時間をみながらゲームをやめる
ということができるように促しています。
もちろん、もう1回、あと5分・・・とつづきます。
ゲームは決して悪ではないけれど
最良か?と問われれば最良ともいえない。
でも、この時代、小学生こどもにとって
ゲームをまったくさせない、というのは
もう不可能なんじゃないかなと思います。
私もできることなら
ゲームを与えたくなかったと
思っていましたが、
いま、ゲームをもっていないおうちの子の
ゲームに飢えているとも思われる
食いつきっぷりを見てしまうと、
ゲームを買い与えていないから
バンザイということでもないのかも、
と思わざるを得ません。
だって、自分はもっていなくても
友だちはもっている時代だから。
ゲームをもってない子が
おともだちのおうちでゲームするときまで
その子の親はコントロールできないんじゃないかなと思うのです。
だとしたら、大事なのは、ゲームとの付き合い方、
ゲームを自分でコントロールできるようにしていくことの方を促していく方が得策だと思うようになりました。
ゲームがない学童はある意味、安全地帯。
でも卒所してしまう4年生以降、
ゲームとの付き合い方は避けて通れない道。
親も子もゲームへの付き合い方を模索しなければなりません。