夫が悩んでいます。私の悩み。
孤独な「王」と多数派な「歩」
夫、フリーランスになったり
起業したり、会社を経営したり。
わたしのゆるやかな
会社員人生に比べたら
山あり谷ありのしごと人生でしょう。
零細企業といえばそうだし
少数精鋭といえば格好いいし
ともあれ10名ほどの組織を
経営している夫は 最近、
組織の経営や人を育てるマネジメント
について悩んでいます。
「社長は孤独」 って
経営者はだれでもいいますが、
本当にそのようです。
人材ってまさしく人財、人の宝でしょう。
飛車角のような人財はまれであり、
「歩」をいかに「金」にするか
これこそが人のマネジメント。
一度だけ行った伝説のスピーチと
いわれている「と金の経営」について。
『「『歩』というものは、素晴らしいものだよ」と。「『歩』というものは、敵陣に行けば『金』になる」と。だから、「取られても、相手が使うときにはもう『歩』だ」って言うんですね。「こんな合理性のあるね、ものすごい、いいものはない。これをうまく使うやつが名人だ」と、こう言ったんです。』
将棋がわかる方ならご存知のとおり、
歩は「金」に変身します。
歩をいかに「金」に変身させるか
これこそが人財のマネジメントとな。
深いですな。
目指すその先は
私はついついワーママである
自分と重ね合わせてしまう。
私は組織の「歩」だな。
一歩歩んではとまり、
一歩歩んではとまり。
組織においていつか「金」になるのだろうか。
そもそも「金」を夢みているのだろうか、
それすら怪しくなる。
で、私はどこを目指そうとしているのだろう。
育休中、新たな学びのために、
そして格好よくいえば
キャリアアップのために、
通信課程の大学に入り、
国家資格取得にむけて勉強をしている。
単位の取得も正直、しんどいし、
レポート作成も正直、根気がいるし、
そして最大の山場であって
最大の難関である資格試験のための勉強も、
抗えぬ老化という学習能力と戦いながら、
それでも、決めたからには、ただやるだけ。
で、私はどこを目指そうとしているのだろう、
ともふと思う。
でも、きっとひとついえること、
私が育休を取らなかったら、
この挑戦はしなかっただろうなということ。
ただ、前をみて歩みつづけることも大事。