ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

マスク(N95)を消防署へ寄付しました。

 
陽の目を浴びたマスク
 
さかのぼること、
311の震災。
 
放射能だ、
何ミリシーベルトだ、
と騒がれた日々のご記憶が
ある方も多いのでしょうか。
 
特に東北から関東付近では
毎日、放射能の測定がされ、
人々は数値について神経を
尖らせていました。
 
そんな折、夫が放射能対策にと
こんなマスクを勝手に購入したのです。
アマゾンで。
 
 
N95マスク
 
超高機能なマスク、
50枚入りで8,000円ほど
だった記憶が。
 

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こんなものどーするの???
だれが!いつ!どこで!
使うの!?とお小言をいった
記憶もありますが、
そのままそのマスクは使う機会もなく、
ひっそりとそりゃーひっそりと
クローゼットに保管されていました。
 
断捨離の機会も幾度かありましたが、
その高価格なお値段と
災害大国日本でいつ何があるか
わからないということもあり、
断捨離対象となることもなく、
もち続けていたものです。
 
で、ここ最近のコロナウィルスの猛威と
マスクが品薄になっている状況で、
ふとあのN95マスクの存在を
思い出しました。
 
そして、このマスクを使おう!
などとは思わず、
寄付しよう!と思い立ちました。
 
どこに?病院?保育園?
 
夫婦で相談し、
消防署に寄付することにしました。
 
家の近くの消防署に事情を説明して
寄付したい旨を伝えました。
 
寄付するにあたって、
長期間保管していたマスクの
有用性について調べたところ、
研究でも問題ないという結果がでていました。
試験結果から倉庫施設内および研究施設室での保管条件で最長10年間保管されたN95型使い捨て式防塵マスクの大部分は、有効なろ過性能を有する可能性が高く、また、ろ過効率の低下の程度は製品に固有のものであり、製品の品質にあまり影響しないものと考えられた

 

また、厚労省
N95マスク例外的取扱いについて」
でも必要な場合は有効期限に関わらず
利用することとの通知もあり、
寄付しても大丈夫だと判断しました。
 
長期間保管しているものであること
個包装であるので衛生的には問題ないと
思われること、
またこういった状況なので、
救急の方で活用してもらえるとありがたい
ということを伝えました。
 
消防署の方で、ぜひ、とのお返事をもらい、
お渡ししてきました。
 
とても、とても感謝されました。
 
消防署で話を聞くと、
N95のマスクは感染症対策も
なされた高機能なもので
医療機関や救急で活用されている
マスクだそうですが、
在庫に限りがあり、
またなかなか入手できない状況で、
第一線にいる救急隊員の方々は、
本当ならば毎日新しいマスクに
取り替えたいものの、
手に入らない状態なので何回か続けて
使用しているという内情も
教えていただきました。
 
責任者の署長の方や救急隊の隊員の方も
でてきてくれ、
こちらが恐縮してしまうほど感謝されました。
 
こどもといっしょに行ったので、
お土産に消防署グッズをもらいました。
 

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本当に良かった。
 
そしてあの折は本当にお世話になりました、
と伝えることができて良かった。