在宅ワークと選別される社員。
在宅ワークの行方
だせないと
「何しているの?」状態に
ならないですか?
たとえば、SE、プログラマーなどが
開発したものを成果として出すというのは
とてもわかりやすい労働の結果ですが、
事務職、営業職、対人業務などは、
在宅ワークでできることに限りがあるので、
このコロナ禍で強制的に在宅ワークに
ならざるを得なかった場合、
「あなたホントにシゴトしてるアルカ?」
みたいな社員もたくさん
いるんではないでしょうか。
(大きな声では言えませんが)
私の観測範囲でも見受けられます。
これまでの日本型の労働環境においては、
朝から夕方まで強制的に「職場にいる時間」
という指標と価値観において
「頑張り」や「真面目さ」をもって
その労働性が評価されてきたのではないでしょうか。
残業を良しとする風潮も
仕事に時間を捧げているということが
目に見えてわかりやすい形であったことの
現れでしょう。
では、令和の今、
コロナの今、在宅の今、
労働の成果への指標が変化していくのか。
もしくは、やっぱり目に見える形で
強制的に「出社」しないと、
労働の成果として評価されないのか。
結局、フルタイム週5出社にもどるのか。
キニナル話題
三菱UFJや三井住友といった
大手銀行が人員や店舗の削減の動きを
加速していることです。
三井住友銀行では本部社員を3割減、
三菱UFJ銀行も本部社員を半減する
というニュース。
「三井住友フィナンシャルグループ(FG)は本部人員を2022年度までに3割減らす計画だ。業務の見直しや削減を進め、成長領域に人員を振り向ける・・・企画や管理といったグループの本部に所属する職員が対象。「RPA」(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれる自動化システムなどの導入を進めて効率化を図り、資産運用や海外といった成長領域に人材を集中させる」
「三菱UFJ銀行は2023年度までに、本部に所属する社員数を半減する方針だ。業務の自動化システムなどを導入し、余裕ができた人員は営業部門や海外の拠点に異動させる。・・・東京の本部には企画や管理などを担当する6000人程度の社員がいる。単純な事務作業では「RPA」(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれる自動化システムの導入を進める。23年度までに約3000人分に相当する業務量を減らせる見込みだ。 浮いた人員は1990年前後に大量採用した社員の退職などで人手不足が見込まれる営業部門に配置する。米国やアジアなど海外拠点にも異動させる。」
記事を読むと、
「あなたの仕事はロボットがかわりにやりますので用済みです。あなたはかわりに、営業か海外に異動してください」
と(無慈悲ですが)読めます。
私は就職氷河期世代でしたが、
大手銀行に就職なんて皆から
羨ましがられる就職先でした。
が、今は同世代の銀行マンにとっては、
厳しい時代となっているようです。
本部人員が半減〜3割減なんて
激震ものではないでしょうか。
私の所属する組織にあてはめてみても、
本部人員が半減なんていったら・・・冷汗。
在宅ワークにおいて
成果を出し続ける社員と
お荷物社員の選別が
はじまるのかもしれません。
ある意味、在宅ワークのホラーだったりして。