ワーママのミカタ

ワーママの見方と味方。ハレてもケでも子育て。

小1の壁、登校しぶり、ワーママの心得。

 
小1の壁も薄かったり厚かったり
 
長男、長女と2度乗り越えてきた、
小1の壁について振り返って思うことを。  
 

f:id:wamama-mikata:20190119112858j:plain

 

壁っていっても、薄っぺらい壁もあれば
高く厚くそびえる壁もあるわけで、
個々人の状況や家庭の状況、
こどもの個性などもあるので、
いろんな壁のカタチがあると思います。  
 
「小1の壁」という言葉で煽るのは
好きではないけれど、
経験者として語るならば
やっぱり保育園と大きく変わる環境の小1に
壁は存在するなというのが私の本音。  
 
保育園は手厚かった、
至れりつくせりな場所だった、
というのは、小学校にはいってから
特に感じます。
 
保育園に通っている間は、
すべて「当たり前」のことでしたが。  
 
環境が変わるというのは、
こども本人にとって、
一番のストレスなのは間違いなく、
お友達関係や、担任の先生や、
新しいクラスなどに慣れて、
「学校に楽しく通える」ようになるまでは、
小1の壁の第一段階の関門かなと思います。
 
こどもの登校しぶり、どうすれば・・・
 
「学校に行きたくない」
つまり、登校しぶり。
 
一般的にそれが強くでてくるのが
1学期が多いと思われます。
 
4月早々から学校に行きたくない、
となる場合もあれば
GW明けに学校に行きたくない、
となる場合もあれば
なにかのきっかけで学校行きたくないとなる場合もある。  
 
こどもによっては、
入学式からずっと毎日楽しく通っている子もいれば、
1年生の間ずっと登校しぶりの子もいれば、
小2になっても、小3になっても、
という場合ももちろんあるとは思います。  
 
人見知りで場所見知りが強かった長女。
 
小学校に入学するときは、
親も小学校1年生の気分、
そして第1子。
「不安しかなかった」
というのは大げさでなく本当の気持ちでした。
 
振り返れば、長女は、
「学校に行きたくない」
と泣きながら訴えたのは、たった1度でした
 
小1の1学期の学童行事で、
誕生会のイベントがあり、
誕生日月のこどもは、
みんなの前で発表するというがあって、
長女はその発表が嫌で嫌で当日は、
泣きながら、学童行きたくない、
学校行きたくない、
やりたくないと訴えてきました。
 
出勤間際で、私も胸が引き裂かれる思いでした。  
 
長女には、学童での発表は
しなくてもよいように、
指導員の先生に話すという約束をして、
あのとき、泣く長女の手を引っ張って
学校まで連れて行きました。
 
学校の正門には、
定刻に門をしめる副校長先生がいて、
泣いている長女に
「よくがんばって来たね」
と言ってもらえた一言には
親が涙になってしまいました。
 
副校長先生に導かれて
学校に入っていく長女の
ランドセルを見つめながら、
その対応が正解だったのかどうか
今も正直、わかりません。  
 
会社から、学童に電話し、
朝の状況を話して、
学童のイベントがプレッシャーに
なっているようだから、
長女の発表は辞めてほしいと相談しました。
 
学童の先生は、もちろん、快く了承してくれ、
ほっとしたのを今でも覚えています。
 
それが長女のたった1度の登校しぶりでした。  
 
 
手を焼いた長男の登校しぶり・・・
 
長男、小1の1学期の登校しぶりには、
かなり手を焼きました。  
 
 
 
今、思えば育休中で本当に良かった。
 
仕事に復帰していたら、
どうなっていたんだろう。
意外になんとかなっていたのかな、
と思う反面、
こどもが学校行きたくない、
となった場合の親の対応は、
腹をくくってしまった方が身も心も
親も子も安心するのではないかとも思います。    
 
長男のときの登校しぶりのときには、
当時の担任の先生に相談して、
“小学校1年生の1学期の登校しぶりは、
学校のいじめなど友人関係が問題ではなく、
環境に慣れていないプレッシャーからくる
精神的なものなのでできることなら
がんばってつれてきてほしい”
とアドバイスされ、
わたし、がんばりました。
 
私のスタンスは、体調不良ではなく、
元気なのに学校行きたくない、
といったとき、先生のアドバイスにそって
まずは、学校に行かせようと試みました。
 
どうして行きたくないの?
という話し合い、声掛け、
叱咤激励、いろいろ試みました。
 
それでも、「学校休む」となった場合は、
とにかく、学校は休んでもいいから、
先生に会って、自分で
「今日は休みます。明日は来ます。」
ということを必ず伝えようとがんばりました。
 
先生も、直接、長男と話して、
「明日は待ってるよ」
とあたたかく言ってくれました。
 
そうすると、長男の場合、
先生に約束した手前か、
明日になると行けるということが多かったです。  
 
もちろん、それが正解かどうかわからない。  
 
 
小1の壁、ワーママの心得
 
今、思い出しても、
登校しぶりの1学期という間は、
親としても小1の壁が絶望的に高く感じました。  
 
今、振り返れば、あのときの壁なんて、
たいした壁じゃなかったと思うのに、
不思議なものです。  
 
n=2の経験談で、知ったことをいえませんが、
経験者として、多少なりとも語れることならば、
仕事よりもこどもの精神的安定をとった方が
後々後悔しないということ。
 
それは、仕事を即辞めるということでは
もちろんなくて
仕事が休めるのならば、
もしくは遅刻しても
調整がつく日ならば、
腹をくくってその日は、
こどもと向き合う日にしてしまった方が
自分にとってもこどもにとっても
精神的に安定する。
 
こどもの手をひいて
学校まで連れて行ってあげる方法もあるし、
どうしてもこどもが学校行きたくないとなったら
腹をくくって仕事を休んじゃって
こどもの気持ちに
寄り添ってもいいんじゃない?
と思うのです。
 
また明日も学校行かないってならないかな?
このままずっと不登校になっちゃうのかな?
とか絶望的なこともぐるぐる浮かんでくると
思うのですが、
まずは、「今日」という日を
親子で乗り切ればいいと思うのです。
 
そして、「明日」がくれば、
そのとき、また考えればいい。
 
そういう気持ちでいた方が、
親子でゆったりかまえられると思うし、
その日1日、仕事を休んで、
いっしょに過ごした1日が
こどもにとって精神的な余裕につながって、
明日は行くってなるかもしれない。
 
ゆったりかまえていたほうが
物事は好転することも多いと思います。
 
すべての正解なんて導き出せないし、
親子にとっての正解は
その親子にしかわからないことも
多いと思います。
 
でも間違いなく、
小1の1学期は仕事をセーブする
ことだけは全力でおすすめしたいです。